Chia 複数PCでプロット作成する

前回の記事はこちら。

ちまちまとプロット作成を続けておりまして、11個になりました。やっと1TiBですねえ。しかし、Total Network Spaceは667.428PiBです、昨日の時点では573.956PiBでした。1日100PiBも増えてるってやべーよ。

Chia Explorerという推移が見れるサイトをみつけました。Netspace値はガンガン増えています。ピーク時は700PiBこえていますね。

どんどん増えてはいますが、今のプロット作成ペースでEstimated Time to Winは一応減少傾向にあります。いくら作成しても短縮されないようになったら個人でのChiaファーミングはおしまいかなと思います。

このサイトみてて気づいたんですけどね、Top farmer addressesのグラフです。右上の25%ちょいが同じアドレスです。一人が全容量の1/4を押さえてるって不健全だよなぁって。まだプールは無いはずなので、個人といっても同じアドレス使ってる組織がやってることでしょうけども。

さて、Chiaを個人でやるならばPlotの作成速度をあげないとたぶん話にならないです。

CPUもSSDも使用率100%には程遠い状態です。これは、並列でプロット作成したほうが良いことを示しています。しかし、プロット1つにつき300GB程度空き容量が必要です。このSSD、容量500GBしかないのでプロット1つしか作れないんですよね。さらに、SSDの寿命もガンガン削れていきます…Chiaやるまえは健康状態正常(99%)だったSSDがたった数日で98%に低下していました。総書込量もガンガン増えています。

SSDの寿命を削ってまでChiaやる価値があるのか?

と言われると苦しいのですけど、収益が目的ではなく、楽しいからやってることです。ちょっとだけ目をつぶります。(もっと減ったときにまた考えます…)

プロット作成速度が遅いなら複数PCでプロット作ればいいじゃない!

複数PCでのプロットの作り方

プロット作成用のサブPCを用意し、ChiaBlockchainをインストールしましょう。

ここでIMPORT FROM MNEMONICS (24 WORDS)を選択します。

最初に作ったときにメモった24ワードを入力し、「NEXT」

これはスルーでいいです。「SAFE TO SKIP」

ある程度時間かかりましたが、無事にインストールができました。

Keysの画面に移り、ここの数字が元のChiaマシンのものと同じであることを確認してください。

本来ならブロックチェーンの同期が走って半日ほどかかるのですが、「C:\Users\hyperbanana\.chia」のフォルダをコピーして移植すると短縮できます。ユーザー名は自分のものと置き換えてくださいね。

念の為Chiaアプリ落としてからやりましょう。

このままだと複数ノードが同時実行されてヤバいことになってしまうので、プロット専用PCの方でuPnPを無効化します。

コマンドプロンプトを起動し、「C:\Users\hyperbanana\AppData\Local\chia-blockchain\app-1.0.5\resources\app.asar.unpacked\daemon/chia.exe configure --enable-upnp false」と打ち込みます。ユーザー名やアプリバージョンはその都度書き換えてくださいね。

もしくはchiaのディレクトリまで移動し
cd C:\Users\hyperbanana\AppData\Local\chia-blockchain\app-1.0.5\resources\app.asar.unpacked\daemon/
そこでコマンドを打ち込んでください。
chia configure --enable-upnp false

uPnP disabled
Restart any running chia services for changes to take effect

と出ればオッケー。Chiaアプリを起動していたら再起動しましょう。

もしくは.chia配下にあるconfig.yamlファイルを直接編集してもいいみたい。

あとはこれで普通にプロットを作れば良いはずです。出来上がったプロットファイルはChiaでファーミングしているPCに移動すればたぶんオッケー。(まだ作り終わってないので、結果は後日こっそり追記します。)無事に別PCで作ったプロットファイルを流用できました。

出来上がったプロットのPool Keyがメインのものと同じであることを確認してください。違ったら何かが間違っているので作り直しです。

SSDとHDDでプロット速度がどれくらい違うのか

気になったのでNVME SSD、SATA SSD、USB HDDで速度比較してみました。

種類 経過時間 進捗
NVME SSD 3:00 44%
SATA SSD 1:00 16%
USB HDD 3:00 7%

経過時間バラバラなんで大した比較できていませんが、HDD遅すぎ。SATA SSDが健闘してるぞ。でもパーセンテージの増加率は一定じゃなかったと思うので単純には比較できそうにないですね…

USB HDDの使用率は100%、完全にこいつがボトルネックになっています。CPUはかなり余裕ありますね…HDD複数に並列でプロット作成すると良いかもしれません。

たぶんGUIからはやれないかも?PowerShellを利用した並列プロットのやり方が公式にありますのでそれを使う感じかなぁと予想します。

こっちはまた別のPCでSATA SSDです。SSD使用率は平均50%程度かなあ。

こいつはだいぶ古くて、寿命も86%しかないやつ。中身整理できてないので並列プロットは試せません。

プロット速度はNVME SSDがダントツに早いのは間違いありませんが、公式に次のような記載がありました。

You can plot directly to hard drives and get good results, especially if you plot in parallel to different drives.

異なるドライブに並行してプロットする場合はHDDに直接プロットすると良い結果が得られます。とのことです。SSDにプロットしてもどうせCPUは遊んじゃうみたいだし、ならば複数HDDつないで並列にプロット作るのがいいんじゃないかなと思います。

こんな儲かる気配が皆無のChiaに、わざわざSSDを生贄に捧げる必要はないということです。

今から個人レベルでSSDやHDDを大量購入するのは避けるべきです。余剰機材で楽しくマイニング、もといファーミングしましょう。

仮にHDDを買う!という場合でもChiaのために買うのではなく、たとえば「Google Drive無制限が死んだのでNASを組んでローカル管理する!しかし新規受付が終了しただけでまだ契約続いている。だから無制限が使えなくなるまではChiaファーミングするか!」程度の理由があると良いんじゃないかとおもいますよ。

次の記事。