Chia Plot作成はUSB HDDで十分か

前回の記事で「USB HDDに直接プロットする方法ですが、36時間かかるから実用的でない」といったことを書きましたが、若干間違いがありました。正確には「SMRのHDDに直接プロットするのは実用的ではない」ということです。CMRのHDDを買いましょう。

WD 12TB Elements 外付けHDDを買った

最初の方の記事で入荷が6月になるって嘆いていたやつです。あの時点でとりあえず注文していたのですが、なぜか納期が早まって本日届きました。

米尼で$219.99でしたが、今見たら$249.99になってますね…納期が速いのは嬉しいですが、NAS用にあと2つ欲しいのだけどどうしたものか…悩ましい。

中身はWD120EDAZでした。最初に買ったやつと同じヘリウム充填モデルです。殻割りしてNASに突っ込む前に普通にUSB接続してテストを行います。テストついでにプロットも試してみることにしました。

WD 12TB Elements にプロット作成してみる

条件はキャッシュ作成をWD Elementsに、CPU8スレッド(Ryzen7 3800X)、RAM16GB程度を割り当て、並列ではなく単品で作成をしてみました。

Seagateの外付けHDDでは平均応答時間が2000ミリ秒とかでしたが、それほど遅くないことが判明。せっかくだから最後まで走らせてみることに…

15:49スタート→23:32完成

8時間弱で作れちゃいました。SSDでも並列プロットせずに全力でやると5時間程度です。もちろん並列でやるともっと時間が遅くなるとは思います。SATA HDDで13時間、SATA SSDで6時間とかですので、同じくらいかなと。

高価なSSDを寿命削ってまで効率あげるのもいいですが、USB HDDを複数つなげて並列でやれば結構いいところ行くんじゃないかなぁ。

前回のUSB HDDが遅かった理由は?

USB HDDで36時間とかでした。それはなぜか。手持ちのSeagate外付けHDDは8TB、6TB、5TBがあります。中身を調べると…ST8000DM004、ST6000DM003、ST5000DM000

これ全部SMRやんけ!!!!!!!

HDDにはSMR(Shingled Magnetic Recording)とCMR(Conventional Magnetic Recording)の2種類がありまして、普通のHDDは後者です。簡単に言うと、HDDにデータを書き込む仕組みが違い、SMRはデータをたくさん書けるけど、書き込み速度が遅いということです。

プロットを作るにはたくさんデータを書き込みます。SSDの寿命がガンガン削れる程度に。そのためSMRとCMRの差が大きくでたのでしょう。

まとめ

SATA HDDなら早いと勘違いしていましたが、型番TOSHIBA DT01ACA200で、これももちろんCMRでした。

  • プロット作るならSSDかCMR HDDが速い
  • SMR HDDは一時ディレクトリに指定してはいけない
  • SMR HDDは最終保存先としては使える
  • 複数CMR HDDに並列でプロット作成していくのが良さそう
  • SSDは寿命が著しく短くなるので注意

CostcoでSeagate8TBが$110とかで売ってるんですもん。何も考えずにそっち買ってましたわ…みなさんもHDDを買うときはCMRを買うようにしましょう。

ところでChiaのTotal Network Spaceが1EiBになってしまいました。ほんの1週間ほど前は500PiB程度だったのが一気に倍ですか、今後も相当厳しいことになりそうです。

せめて1回くらいXCH取得してみたいものです。