噂の非公式chia-plotterを試してみた
家族が日本から帰国しました。日本に入るのはすごく厳重なのに、アメリカに入るのはとてもあっさりしていて拍子抜けします。
チア農場を明け渡す必要があったり、PCを1台奪われたり等でバタバタしていましたがようやく落ち着けるかな。
念願のRealForceを手に入れたぞ
東プレの高級キーボード、RealForceを入手しました。ふるさと納税相模原市の返礼品です。納税したのは自分ではありませんが、欲しい物ないかと問われたので、アメリカで入手性が悪すぎる日本語キーボードを所望してみました。
ずっとHHKBを使っていたのですが、たまにキーボードが2つ必要なシーンがあることと、テンキー有りのキーボードが欲しかったというのもあります。
利点
- しっかりしていて質がいい
- タイピング中にズレない程度に重い
- キーが軽い
- テンキーが便利!
- ごく一般的な日本語配列
欠点
- キー荷重が30gは軽すぎてタイプミスが多発
- キー配列がHHKBに慣れすぎてタイプミスが多発
- でかくて邪魔
英語キーボードはEnterキーの大きさが小さすぎてダメでした。日本語キーボードなら大丈夫だろう、と思っていたんですけどね、HHKBを使っていた期間があまりにも長過ぎました。少なくとも10年は使っています。果たしてどれくらいで一般的なキー配列になれることができるのか。
30gは軽すぎるという話ですけど、実際に試して買うのが一番良いですよ。今回は試せなかったのでどうしようもありません。
HHKBに戻すか悩ましいところですが、せっかく海を渡ってきたのでもうしばらく使ってみます。
噂の爆速madMAx版chia-plotter
公式Plotterはフェーズ1しかマルチスレッド対応していませんが、madMAx版chia-plotterは全フェーズマルチスレッド対応でクソ早いとの噂。
手っ取り早く試したかったのでWindows版を使いました。
こちらでWindows build版をダウンロードしてきます。
適当にマイドキュメントあたりに解凍しておきましょう。テストではv0.0.3を利用しましたが、執筆時はv0.0.4がでていました
コマンドプロンプトなどで解凍先に移動します。
cd C:\Users\hyperbanana\Documents\madMAx43v3r_chia-plotter_win_build_v0.0.4
コマンドは…
Usage:
chia_plot [OPTION…]-n, –count arg Number of plots to create (default = 1, -1 = infinite)
-r, –threads arg Number of threads (default = 4)
-u, –buckets arg Number of buckets (default = 128)
-t, –tmpdir arg Temporary directory, needs ~220 GiB (default = $PWD)
-2, –tmpdir2 arg Temporary directory 2, needs ~110 GiB [RAM] (default = <tmpdir>)
-d, –finaldir arg Final directory (default = <tmpdir>)
-p, –poolkey arg Pool Public Key (48 bytes)
-f, –farmerkey arg Farmer Public Key (48 bytes)
–help Print help
つまり、Pドライブをtemp1、Sドライブをtemp2、Xドライブを保存先、CPU8スレッド使用、無限に作り続ける、poolkeyとfarmerkey入れる。この場合は次のコマンドになります。
chia_plot -t P:\maxTemp\ -2 S:\maxTemp2\ -d X:\maxPlots\ -n -1 -r 8 -p 852d2d1c7(中略)972e8b29 -f bd10(中略)e6582bf
poolkeyとfarmerkeyの確認はchiaのフォルダに移動してchia keys show
コマンドでOK
実際に試してみるとゴリゴリにtemp2に書き込みが走ります。どうやら公式plotterとtempの使い方が異なるようです。
<tmpdir> needs about 220 GiB space, it will handle about 25% of all writes. (Examples: ‘./’, ‘/mnt/tmp/’)
<tmpdir2> needs about 110 GiB space and ideally is a RAM drive, it will handle about 75% of all writes.
雑に翻訳すると「tempは約220GiBの容量が必要で、全体の書き込みの約25%を処理します。temp2は約110GiBの容量が必要で、RAMドライブが理想的です。全体の書き込みの約75%Rを処理します。」
SSDの寿命を削りたくなければtemp1と1両方HDDにすればいいね。CPUが8コア16スレッドのRyzen7-3800Xなので、4スレッド指定の4並列で試してみました。
HDDは左からWD Elements 8TBx3、Toshiba NAS用8TBです。
TOSHIBAのが若干早く終わりましたが、56629.4sec…15時間以上、公式Plotterのが早いやんけ!!!!一番遅いやつで59309.5secでした。ダメダメだった。
ちなみにSSDならちゃんと早いらしいです。HDDなら公式Plotterのほうがいい感じですね。Temp2を指定しなくなったので最後のNASへのコピーも遅くなりました。良いことがなにもない。
残念…Swarに戻ります。
条件がわるかっただけかもしれません。HDDでも早いという情報を頂いたのでもう少し試行錯誤してみます。
早いと言われているSSDで試してみました。
temp1: SATA SSD (MX500 1TB)
temp2: m.2 QLC SSD (Intel 660P 1TB USB3.2gen2 10Gbps)
5323.91sec (1:28:44) で終わりました!めちゃくちゃ早いですねぇ。次はRAID0したHDD単品でプロットしてみます。
TOSHIBA8TBx2 RAID0にて単品Plotしてみたところ29675.4sec (8:14:35)でした。たぶん公式plotterと大差ないですね。
次に、HDD RAID0でのプロットを続けたままSATA SSD(MX500)を追加し2並列でのプロットを試しました。結果は13168.1sec (3:39:28)、HDDの方は47260.1sec (13:07:40)といった感じ。
やはりSSDには効果抜群だが、HDDのみであれば公式Plotterと大差ないという結果になりました。HDDメインの人はいまのところmadmaxに移行する必要はなさそう。
使えるの
今のところ使えます。chia plots checkでもpassしましたし、hpool-minerに登録したら普通に認識しました。今後使えなくなる可能性も無きにしもあらず、公式のものと混ざらないように分けて管理しようとおもいます。
今後どうなるの
公式もPlot早くするとか発言でてましたが、どうなることやら。SSD勢は遥かにPlot生成スピードが上がり、Netspaceの増加も早まり、HDDが枯渇し、品薄&高騰になる?
XCH値下がりにより鈍化する?
両者合わさって現状維持?
手持ちのUSB HDDがすべて枯渇しました。のこりはNASの空き容量がなくなったらおしまいです。公式プール全然来ないし流石にダレてきましたよ。
今日のチア農場
plot 1530 →1482 (-48)
XCH 1.32387379 (+0.04664429)
約$538
HDD8TBを失った影響がでました。マイナスです。テンション下がるわーXCHもさがるわー
ディスカッション
コメント一覧
タイムリーな話題ですね。
私もたった今、試し始めました。windows版はv0.0.3まではひと昔前のCPUは使えない仕様になっていたもので。。。
とりあえず空いていたXeon E3-1650の2台で実験中です。今現在の状態をみるとだと並列指定するとむちゃくちゃおそくなりますね。
一応これ終わったらE5 2680v4×2のほうでもやってみようと思います。
並列だと遅いんですか、てことはRAMディスクで1つだけ作り続けるのが早いのかなぁ。
1台目の結果がでました。まずラムディスクを使わないでやってみました。
「CPU:Xeon E3-1650 作業フォルダ:sata SSD(普通の500~550のやつですw) スレッド12 バケット128」
1時間10分で一個作れました。バケットを256にするとメインメモリ128GBのこのパソコンでもぎりぎりRAMDISKを使えそうなので、それも試そうと思います。
1時間10分すごい…RAMDISKできるの羨ましいです。メモリも高くなりすぎてちょっと試せません。
追加の結果報告です。
[E5-1650 12スレッド バケット256 temp1:sata SSD temp2:ramdisk120GB]
結果は1時間15分でした。SSDの時とほぼ変わらないですねw
そしてもう一つ
[E5-2665 2CPU 32スレッド バケット256 temp1:sataHDD7台raid0 temp2:ramdeisk124GB]
結果は2時間12分でした。ramdiskはともかくとしてHDDはraid0構成にしてもランダムアクセスが遅すぎてダメなのかもしれません。このあと追試でバケットを減らしてやってみます。
(256だと1スレッド当たり0.5G=16GB、128だと1スレッド当たり1GB=32GB、64だと…64GBか。メモリたくさん必要ですね)
結果報告助かります。32GBx4くらいなら一般的なマザーでもRAMDISK試せるかもしれません…試したいなぁ
いつも拝見して勉強させていただいてます。
私も刺激を受けてチャレンジしてみました。
【 Ryzen7 pro 4750G : 12スレッド : SSD Western Digital WD Blue SN550 1TB : パケット 128 】
temp1,temp2共に上記SSDで最終保存先はUSB接続のHDD
結果は驚異の3902.3s(1:05:02)を叩き出しました…
ちなみにCPUが100%に張り付くことが多くSSDはまだまだ余裕がありましたので更に高性能マシンなら
もっと早いのではないかと思われます。
1台のマシンで1日23plotも作れるのは驚異的ですね!!
やはりSSDはめちゃくちゃ早いですね!!!
うちはSSDを排除してしまったので恩恵がまるでありません…
プロット作りがんばってください!
メインメモリを256GBにして、バケット64、ramdisk140GBに変更しました。
[E5-2665 2CPU 32スレッド バケット64 temp1:sataHDD7台raid0 temp2:ramdeisk140GB]
10個作った平均で1時間32分でした。ボトルネックはHDDなのが確定ですね。でもHDDでこのスピードならいいかなと。
HDDでその速度は強いですね。SSDを消耗品で使い潰すより32GBのメモリを4枚買うほうが再利用できて良さそうかなあ