Baikal Giant X10注文してみた

昨日のことですが、Baikalのツイッターアカウントでこんな投稿がありました。新ASICの発売の報でした。

ASICとはapplication specific integrated circuitの略で、日本語にすると特定用途向け集積回路です。今回の場合マイニング専用の機械のことを言います。自分でパーツ買って組み立てる必要がなく、電源とLANケーブル接続してちょこっと設定変えれば完了する優れものです。欠点はGPUと違って掘れなくなった時、採算が取れなくなった時に売れない(リセールバリューがない)ということがあげられます。

BaikalのASICといえばちょっと前までBaikal Giant-Plusという機種がありました。

これも$2600~$4000とかでちょっと前まで売ってました。スペックはDashというコインが掘れるX11というアルゴリズムが2000MH/s(430w)と言ったところです。以前買うチャンスはあったんですが、もろもろタイミングが悪くてスルーしてたところに出た新機種。

新機種Baikal Giant X10は、なんとX11が10GH/s(800w)です。能力5倍、値段は半額以下($1188)。すごい。即購入を決意しました。

ちなみに安い理由はライバルのASICが出来が良く、大量に出回っているためと考えられます。ライバルのASICはBitmainのAntiminerD3、INNOSILICON A5 DashMasterなどがあります。前者は1450usdで15GH/s(1200w)ですが争奪戦なのでそもそも手に入らず納期も遅い。後者は30GH/s(750w)と性能が凄まじいけれど価格が9999usdと半端なく、sold outでなかなか手に入りません。

そして、このようなASICが大量に出回るとDifficultyが上がり、どんどん掘れなくなってしまうのです。早く回した者勝ちの世界ですね。ASICは1stロットを買うのが一番良いです。そう考えると10末に届くこれも微妙なところではあるんですが、今の時点でROIは1ヶ月を切ってます。Diffが数倍になったところで赤字にはまだまだならないので投資額くらいは回収できると踏んでます。仮にX11で掘れなくなってもこのASICは他のアルゴリズムが使えるため、簡単にゴミにはならないと思ってます。NiceHashが動くようなので適当に動かして放置しておけばいいかな。勝手にBTCにしてくれます。

公式サイトではまだ情報がないため、ツイッターに載ってたメールアドレスにメールしてみました。「これ買いたいんだけど値段と送料と納期おしえて、あと最低購入個数ある?」

Baikal Giant X10 start accepting Pre-order now.
Price at 1188usd/pcs
Delivery time at the end of October.
Payment could be BTC/DASH/LTC/BANK WIRE
No MOQ.

1188usd/個、10末納期、支払いはBTC/DASH/LTCまたは銀行振込、最低購入個数無し。と返事が来ました。そこで、3つほど購入してみました。教えてもらったウォレットに指定のBTC額を振り込み、TxIDを知らせるだけです。BTC額は変動するので、2時間以内と指定があります。それ以降は再度BTC額を問い合わせる形です。

BTCでモノを買うのは初めてでしたが、無事に発注がおわりました。ずいぶんアナログな注文方法ですが、某Bitmainのように重すぎてサイトに入れなくて注文できないようなシステムより100倍いいですよ。10末が楽しみです。

なお、現時点ではすでに1stロットは売り切れたようです。買えなかった人は次回に期待しましょう。

私が購入したのは日本時間の20時くらいだったんですが、それ以降に買った人は銀行振込オンリーになってしまったようです。ウォレットのトランザクションを見ると、日付変わる前後で入金が止まってます。中国の取引所停止絡みの騒動の影響かもしれません。落ち着くまでは今後銀行振込オンリーになってしまうかも。

届くのが楽しみです。