Baikal Giant X10 設定編
さて、Baikal Giant X10の設定をしましょう。ASIC触るのは初めてでしたが、Webインタフェースで全部設定できるんで楽な部類です。ただ、何点かつまづきポイントがあったので記録に残しておきます。
アクセス方法
ブラウザにASICのIPアドレスを打ちます。
はい、その前にここはハワイです。ASICは日本です。ASICのプライベートIPアドレスをうっても届きませんので、なんとかします。うちの場合下記3パターンくらい選択肢がありました。(関連する過去記事にリンクしときました)
- VPNする
- WindowsマシンにChromeリモートデスクトップする
- ethOSマシンにTeamViwerする
今回は手っ取り早い2のChromeリモートデスクトップを使いました。
次、ASICのIPアドレスを調べます。
1台ならコマンドプロンプトでping baikalすればわかります。
複数台の場合、BaikalMonitorというソフトウェアで見つけます。ダウンロードはここから。
こんな感じで指定したIPアドレス範囲内で検索してくれます。便利。うちのは3台中2台しか認識してくれなくてハマりましたが、家族に再起動してもらったら無事に3台認識しました。
さて、ブラウザで調べたIPにアクセスするわけですが、うちのChromeだと画面真っ暗でログイン出来ませんでした。なにかしらプラグインが悪さしてるかもしれませんが、FireFoxではオッケーだったのでそのままです。
初期passwordはbaikalだったかな…速攻変えてしまったのでうろ覚え。ついでにSettingタブでTimeZoneをAsia/Tokyoに変えておきましょう。
プール設定
Minerタブより。まず最初にやるべきことは、Pools設定を全部消すこと。なぜなら業者のウォレット宛に掘ってしまうから。電気代の無駄です無駄。
ただし全部消すと保存されずにもとに戻っちゃうので、現在Gox中で使えないNiceHashのプール(一番上のやつ)だけのこしてあと全部けします。
プール選び
さて、NiceHash亡き今、実際のプールはどこを使うか。適当に調べた所、NiceHashと似たような、自動アルゴリズムスイッチ(効率がいいコインを自動で掘ってくれる)、そしてBTCで払い出し(Auto Exchange先のコインは自由に選べる)に対応しているMINING POOL HUBというところを使ってみることにしました。
アカウント作成
まずはアカウントを作りましょう。詳細は省きますが、4桁のPINは設定変更時などに度々必要になるので忘れないように。
Worker作成
Hub Workersにてwoker登録しましょう。今回3台あるので3つ登録しています。WORKER NAMEは適当にbaikal+IPアドレスの第4オクテットを。パスワードはxを指定してます。jobはASIC Baikal Giant x10用のモノがあるのでそれを選びます。
Auto Exchange
これはオプションです。掘ったコインをそのまま欲しい場合は設定しなくていいです。私はBTCで欲しいので設定しています。
Wallet設定
つぎにウォレットの設定です。POOLSからBitcoinを選択します。
AutoExchangeで別のコインを設定した人はそのコインを選択してください。
Walletより支払先のウォレットアドレスを入力、自動で払う場合は0.001-5000000 BTCの範囲で。手動の場合は0を入力し、アカウント登録時に設定したPINを入力してUpdate Account
手動の場合は右のCASH OUTからいつでもできるみたいです。最小0.002BTCから。
ASICへの設定
ASICのウェブインタフェースにもどります。Minerタブより。
PoolsのURLにはFAQに記載されているアドレスを入力、アルゴリズムを選び、ユーザ名.Worker名とパスワードを設定します。プライオリティは適当でおk(Extranonceはよくわからん。。)
ちなみに、FANが爆音らしいので、SGMINERオプションよりbaikal-fanを100→60に変えています。温度的にも問題無さそう。
実際に掘る
設定すれば勝手に掘り出すかというと、掘るやつもあり、掘らないやつもありました。。掘らないやつは再起動してやると動き出しました。リモートから再起動する方法は…
Terminalよりuser baikal pass baikalでログイン
sudo shutdown -r now です。
はい、ウェブインタフェースのパスワード変えててもここのパスワードは変わりません!
中身はLinuxなので変えときましょう。変え方はethOSの記事に書いてあるんで割愛します。
確認
ウェブインタフェースより、今何を掘ってるか確認できます。MPHはその時に一番効率がいいコインのpoolだけAliveになり、それ以外をDeadすることでスイッチングしてるみたいです。ポート番号を変えればスイッチング無しでもできますのでお好みで。
MPHのAuto Switchesページより、今のジョブが何を掘っているか確認できます。今はGroestilアルゴリズムでDigibyteを掘ってるようですね。
Balancesページから掘れた量が確認できます。
ファン速度60%にしてますが、温度は30℃以下です。凄くいい感じ。日本の家族に確認してみたところ問題無さそうです。集合住宅の無人部屋で使えます。掘ってるアルゴリズムはあまり消費電力が高くないため、収益性も悪く無さそうです。とりあえずこんな感じで様子見てみようと思います。
ディスカッション
コメント一覧
いつも参考にさせていただいています。
質問させてください。
2台購入したのですが、1台ずつだと問題ないのですが、2台同時に電源をいれると1台が認識されません。
(電源はつくのですが、本体では青いランプが点滅しており、Baikal Scanner では認識され、IPにアクセスするとMiner DOWNとなっています)
本文に3台中2台しか認識されず~などありましたので、もし解決策をご存知でしたら教えていただけないかと思いコメントをさせていただきました。
よろしくお願い致します。
認識はしないとのことですが、その状態でbaikal scannerでは認識するんです?
であれば私の状況とすこし異なります。
そもそもwebインタフェースに1台入らない状態でしたが電源の再投入で3台とも使えるようになってます。
miner downのまま掘り出さないという状況なら遭遇しています。
その場合も再起動で解決しました。
LEDの状態はリモートなので確認できておりません。
ご参考までに
返信ありがとうございます。
はい、baikal scannerでは認識しますので違う状況だったのですね。
再起動とは記事にあった「sudo shutdown -r now」のことでしょうか?
そちらでもうまくいかずに直接電源をいれなおしたりするのですが
2台とも認識しても、数時間後には1台miner down になっていたりして。
ありがとうございます、参考にさせていただきます。
baikal scannerで認識しなかった際は家族に電源を落としてもらいました。リモートではどうしようもなかったので。
miner downで掘り出さなかった時はターミナルから再起動コマンドを打ちました。
nokoさんのいう「認識」というのはminerが動き出している状態を指していると思いますが、
数時間後にminer downとなるということはASIC側というよりpool側もしくは、poolの設定に問題があるような気がします。
2台の設定を見比べてみてください。ポート番号が間違っている、またはアルゴリズムが間違っている可能性もあるかもしれません。
リモートではどうしようもない状況もあるけど、miner downの場合は再起動コマンドでいけたのですね。
何度もアドバイスありがとうございます。
私はAwesome Minerを使って、Zpoolで掘っているのでそちらも含めて設定を見直してみます。
本当にありがとうございました。
はじめまして。
最近になってGPUマイニングを始めました。
その後ASICの存在を知り、現在勉強中です。
こういうNICEHASHみたいなマイニングプールがあるといいですね。
海外でしか扱っていないコインも多いので、BTC支払いは助かります。
通貨をまとめて変換してくれるのは楽ですね~
初めまして。
BK-Xの最新ファームウエアと入れ替えたつもりなのですが全く管理画面が出なくなってしまいました。パーテーションの切れ具合も細かいようでないにかおかしい様に思うのですが最新バージョンPiZero_GX10_190623_V2.2で動かせるのでしょうか?
申し訳ございませんがBK-Xはもうだいぶ前に手放してしまったため答えることが出来ません。。